リフォームを機にリビングのテレビボードを造作家具の壁面収納のテレビボードして、大幅に収納力アップです。
テレビボードを壁面収納にして収納を増やしたいと思っても、どうすれば理想の壁面収納が出来上がるのか最初はさっぱりわかりませんでした。
疑問いっぱい。考えることいっぱい。費用は?どこに頼めばいいの?どうやって注文するの?大きさは?どれくらい自由に作れるの?オーダーした方がいいの?などなど。
私がどのようにして壁面収納を決めていったか説明します。
とりあえず我が家のリビングのテレビボードはこう変わりました
リフォーム前のリビングのテレビボードです。↓
色々な家具がごちゃまぜに並んでいます。上の方のスペースが空いているのでもったいない気がします。
そしてこちらがリフォームを機に設置した造作家具のリビング壁面収納です。↓
壁面収納を設置してかなりすっきりしました。
ここまでくるのにはかなり長い道のりでした。順を追って説明していきたいと思います。
※学習机は造作家具ではありません。学習机上部の収納棚は造作家具です。
まず何を収納したいか?を考える
大きな収納を買えば適当に収納できるだろうと、大体で買っては失敗してしまいます。
まず、自分が収納したいものとその大きさや量をしっかりと把握することが大切です。ノートなどに書き出していくとわかりやすいです。
私が壁面収納に絶対に収納したかったもの
- テレビ(40インチ)、HDDレコーダー、ゲーム機
- DVD(100枚以上)
- プリンタ
- 掃除機
- 充電スペース
- アルバム(60冊以上)
- 取扱説明書・書類
- 文房具
- ノートパソコン
収納したいものは、ご家庭でそれぞれ違うと思います。テレビやプリンタなどは大きさを測っておきます。
モノを書き出したり、大きさを測ったりは面倒ですが、ここはしっかりやっておきましょう。
設置場所・大きさの確認
大体収納したいものが決まったら、壁面収納が最大どのくらいの大きさまでのものができるか設置場所の大きさを測ります。
- 床から天井までの高さ
- 床から梁までの高さ
- 壁面収納がおける最大の幅
- 学習机を置くための最大の幅
- 必要な奥行き
特に梁の有無によっては高さが制限されることがあるので、梁までの高さも忘れずにはかりましょう。
自分に合った壁面収納をどこで購入するか考える
ここまできたら、どんな感じの壁面収納にしたいか、ざっくりとでも浮かんでいると思います。どこで購入するのが一番良いか予算も考慮しながら決めていきます。
壁面収納家具を扱っているところはたくさんあります。
自分にあったところで購入を検討します・・・といっても、色々ありすぎて迷いますよね。
壁面収納が購入できる主なところを紹介していきます。
壁面収納の購入手段
1.ネット通販(価格安め、自由度低め)
上記以外にも壁面収納家具をうっているところは調べればたくさん出てきます。
ネット通販で購入すると比較的安く購入できます。
幅や高さをオーダーできるものもあります。
家具なので工事の必要はなく新築やリフォームでなくても、手軽に設置できます。
組み合わせてカスタマイズできますが、自由度は低いです。
ネットの場合は現物を見て確かめることができません。
家具は地震の時のために自分自身でしっかり耐震しておかないと不安が残ります。
2.家具屋(価格普通、自由度低め)
- お近くの大手家具屋
- ニトリ
- パモウナ(大塚家具やファニチャードームなど大手家具屋で売っているブランド)
現物を見て販売員と相談してから、購入できます。
家具なので工事の必要はなく新築やリフォームでなくても、手軽に設置できます。
組み合わせてカスタマイズできますが、自由度は低いです。
ネット通販よりは高めです。売っているものはネット通販とよく似ています。
家具は地震の時のために自分自身でしっかり耐震しておかないと不安が残ります。
3.オーダー家具屋(価格高い、自由度高い)
ネットで調べるとお近くのオーダー家具屋やネットで注文できる家具屋がでてきます。
一番自由度が高いです。取付もしっかりしています。その分お値段は高いです。
見積もりをしてもらわないとはっきりとした値段はわかりません。
壁にしっかり取り付けるので地震の時にも倒れてくる不安はありません。
4.ハウスメーカー・工務店・リフォーム会社を通して注文する住宅設備建材メーカー(値段高め、自由度高め)
- パナソニック(キュビオス)
- ダイケン(ミセル)
- リクシル(ヴィータス) など
ユニットというものを組み合わせて作るので、オーダー家具ほどの自由度はありませんが、かなり自由に組み合わせができます。
床やドアなどの建具と扉の色を合わせることができ、統一感が出ます。
お値段はオーダー家具より安く、ネット通販や家具屋で買うよりは高いです。
個人で購入して、個人で組み立てという販売方法ではなく、工務店などを通さないと購入できません。
壁にしっかり取り付けるので地震の時にも倒れてくる不安はありません。
購入手段の中から、自分にあったモノを選ぶ
大体上記4つの購入手段に分けられます。
自分の目的や予算にあった手段を選んで購入しましょう。
- 今ある家具を手軽に壁面収納に交換したいという場合→ネット通販や家具屋がオススメ。
- 新築やリフォームなどを機会に造り付けの家具を設置したい→オーダー家具や住宅設備・建材会社に頼むのがおススメです。
私はパナソニック(キュビオス)、ダイケン(ミセル)、リクシル(ヴィータス)などの住宅設備・建材会社系はリフォーム会社に相談するまで壁面収納をやっているということすら知らなかったです。
あれこれとネットで検索している時には全然出てこなかったんです。
新築やリフォームの方は担当営業さんに相談するのが一番良いと思います。
うちは、リフォームをするのでどうせなら造り付け家具をお願いしたくて、4の設備会社がやっている壁面収納をオーダーすることに決めました。
それで、もし自分の思ったような収納が作れないなどの不都合があれば、オーダー家具に変更しようと思っていました。
カタログをもらう
パナソニックのキュビオスやダイケンのミセルなどにしようと決めましたが、どんなユニットパーツがあるのかどんな風に組み合わせれるのか全くわからなかったので、カタログを見て検討しました。
カタログはカタログ請求するかショールームで直接もらうか、リフォーム・新築などの住宅会社の担当営業さんに頼めばもらうことができます。
WEBカタログならすぐに見ることができますが、じっくり考えたいので冊子のカタログをもらうことをおすすめします。
資料請求|DAIKEN−大建工業 ←「MiSELミセル」を選びます。
収納・建具・内装 | カタログ | Panasonic ←キュビオスは「内装選びの本3 リビング収納」を選びます。
LIXIL | リビング・寝室・居室 | Vietas(ヴィータス) | 部屋別おすすめプラン←資料請求はできません。WEBカタログの閲覧のみ。ショールームや担当営業さんを通してカタログをもらうことができます。
カタログを見ながら自分の希望するスタイルイメージを平面図にする
カタログを見ると、ユニットを組み合わせた事例が載っています。価格も掲載されているのでイメージしやすいです。
カタログの例を参考にして、自分にあった組み合わせを図にしていくとわかりやすいです。
ショールームにいった時にも奥行きはどれくらいにしますか?高さは?幅は?など色々と聞かれるので、平面図を作成しておくと伝わりやすいです。
WEBのプランニングソフトで色々作ってみて検討しても良いと思います。プランニングソフトで作成すると、おおよその金額もわかります。
ショールームに行く前にプランニングソフトで見積もりを作成して価格の比較をしてみた
壁面収納を購入するには、いったいいくらかかるんだろうっていうのが一番気になるところですよね。
大体同じものを作るにしても、メーカーによって値段が違ってきます。
プランニングソフトを使うとショールームに行かなくても、価格の比較ができます。
リフォーム会社さんにリビングに壁面収納を設置したいと相談したところ、「パナソニックのキュビオス」の名前がまず最初にあがりました。
リフォームを見積もりしてもらった4社すべてからこの名前は出てきました。でも皆さん口をそろえて、「お高いですけどね・・・」と言います。
そして、他に紹介してもらったのがダイケンのミセルです。ダイケンはパナソニックやリクシルに比べたら安いとのことです。
私が考えた収納プランはどちらでも実現可能です。
パナソニックとダイケンは収納プランニングソフトがあるので、そちらのソフトを使ってテレビボードの壁面収納を比較してみました。※リクシルもプランニングソフトありますが、私はうまく使えませんでした。
まず、パナソニックでプランニングした結果↓
キュビオスの見積額は573,900円です。
続いてダイケンのミセルで見積もりしてみました。↓
ミセルの見積もり額は350,900円です。
キュビオスより20万円以上安いです。
扉のグレードをミセルは一番低くしてあるので、扉のグレードをプレミアムグレードに上げると10万円ほど高くなりますが、それでもキュビオスよりは安いです。
ほぼ同じもので、20万円の違いは大きいので、うちは迷わずダイケンのミセルに決定しました。
もちろん、ショールームに見に行きどちらも現物を確認しました。
リフォーム会社の営業さんに違いがあるのか確認したところ、「造りはやっぱりパナソニックの方がいいような気がしますよ・・・あ、でも全然気になる程度じゃないです。どこが違うかと言われればの話です・・・」という感じでした。
家のドアや床をパナソニックにする場合は、扉のカラーが建具とバッチリ合うのでパナソニックに揃えるのも良いと思います。
うちは、床はウッドテック、ドアはパナソニックで、特にメーカーをそろえていませんが、違和感ありません。
机の上の部分も見積もりして比較してみました。
パナソニックのキュビオス↓
キュビオスの見積額は103,100円。↑
ダイケンのミセル↓
見積もり金額は74,200円↑
やはりダイケンの方がやすく作ることができます。
ダイケンとパナソニックの収納の見積もりはこちらでできます↓
収納プランニングソフト|ProGate|DAIKEN-大建工業
アイハウズプラン(iHOW'S PLAN)自宅でかんたん見積り・プランニング | 住まいの設備と建材 | Panasonic
ショールームで見積もりをしてもらう
プランニングソフトや手書きなどの平面図でおおよそのプランを立てたら、ショールームに見積もりにいきます。私はリフォーム会社の営業さんと一緒に行きました。
現物も見れますし、配線やコンセント、横の部分を隠すエンドパネル、上部を隠す天井のフィラー(パネル)など自分では気づかない部品について細かく聞かれて正確な見積もりが出ます。
見積りと収納の設計図をもらい確認して納得できたら、契約しましょう。
決定してから問題発生
見積もりをだしてもらい、満足できる壁面収納が完成しそうと思っていたら、問題が発生しました。
ダイケンのミセルの壁面収納は壁・天井・床への固定が必要で、固定できない場合は施工できません。
うちはリビングの壁につけたいと思っていましたが、その壁が住戸どうしの境をしきる戸境壁というもので、直接固定ができないというのです。
さらに低い位置に梁があるため、最上段は設置できないので、7段のところを6段にしなければならないと言われました。
う~これは痛いです。一番上の段がすべてなくなってしまうと、収納量が全然違います・・・。
なので、リフォーム会社から提案されたのは、壁をふかすということです。リビング全体が10センチほど狭くなります。
こんな感じになります↓
ただでさえ狭いリビングが10cmも狭くなるなんて・・・と、私的にはかなり嫌だったのですが、他に方法がなかったので承諾しました。
結果、リビングが狭くなったことは気になりません!全然です。
あと10cm広ければなぁ・・・なんて思いません。壁の梁がなくなり、希望の壁面収納がしっかり固定できてスッキリ広々です。
最終的にかかった費用は?
↑こちらのテレビボードが見積もりで大体365,000円ぐらい。
↑こちらの学習机の上の上吊り棚が見積もり額が大体75,000円ぐらい。
定価だとテレビボードと上吊り棚で合計46万円ぐらいです。
造作家具の壁面収納はあまり値引きできないようなのですが、37万円ぐらいにしていただいて、組立施工費が2万円ほどかかり、最終的には合計で40万円弱でできました。
壁をふかす工事は、特に追加料金は取られませんでした。
さいごに
壁を新しく作ったりと思っていたよりも大掛かりな壁面収納の設置になりましたが、その分、とてもキレイに理想の形でできました。
ほんとーに、リビングがすっきりしたので、一生懸命考えて設置した甲斐がありました。費用もそれなりにかかりますが、大満足です。
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テレビボードについてはこちらの記事でも書いています。よろしければ読んでくださいね。